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講談師と行った妖怪ツアー その1 [旅行]

 先日、はとバスの企画で『講談師と行く怪談ツアー』に行って来ました。
 なにせ私も、はとバスに乗るのは生まれて初めてでして、しかも最初のはとバス体験が怪談ツアーなんてものになるとは、思いもよりませんでした。

 まずは日程をご覧下さい。

 新宿駅から発車
  ↓
 小塚原刑場跡 (南千住)
  ↓
 浅草・葵丸進(天ぷら料理の昼食)
  ↓
 浅草観音と仲見世 (自由散策)
  ↓
 全生庵 (牡丹灯篭 円朝の墓 幽霊の絵)
  ↓
 四谷・於岩稲荷田宮神社
  ↓
 将門の首塚
  ↓
 新宿駅

 これが全行路です。
 浅草はまあ定番としても、墓地、墓地、神社、首塚・・・。
 これは・・・はとバス?
 このミスマッチがとても良いと思いました(汗)。

 それでは、なぜ私がこのようなツアーに行くことになったかを説明しましょう。
 そもそもこのツアーのお誘いは、友人の東雲騎人くんからの一通のメールでした。東雲くんと初めて会ってから、もうかれこれ8年くらい経つでしょうか。その時の彼は、異常に巧い妖怪の絵を描く好青年でした。
 今や現代の妖怪絵師として妖怪画集を出版したり、京極夏彦氏の本の表紙絵を描いたりする妖怪馬鹿のひとり(ご存知の方はご存知でしょうが、これはほめ言葉です)になりましたが・・・。

百鬼繚乱—新妖怪双紙

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  • 作者: 多田 克己, 東雲 騎人
  • 出版社/メーカー: PHPエディターズグループ
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本


覘き小平次

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  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 新書


 その東雲くんが、これまた妖怪研究家として名高い多田克己氏とともに、このはとバスのツアーに参加(乱入?)しようというのですから、これは参加しないわけにはいきません。
 とはいえ、私ひとりでは心もとないので、興味のありそうな友人を誘ってみたところ、来てくれるというではありませんか。なんていい人なんでしょうか。
 なぜかというと、この友人T沢くんは、台東区の下谷在住で職場が浅草という男なのですね。
 今回の日程を送ったところ、ものごっつい近所だー!との返答が。自転車で全場所回れるかも、と。
 すまぬのう。いつも突然、変なお誘いをしてしまって・・・。

 さてさて、当日はJR新宿駅東口のはとバス三番乗り場で9時20分集合です。私が着いた時には東雲くんがJR出口のところで案内していました。彼は和装(袴付き)で妖しい雰囲気をビンビン発しながら立っているではありませんか。あいさつもそこそこに、近況など少し話したりして私は友人が着くのを待っていました。東雲くんとはほぼ1年ぶりです。

 友人T沢くんが来て、時間も来たのでバス乗り場へ。
 バスの中には、浴衣姿のきれいな女性達もいます。みるからに妖しい雰囲気の男性達もいます。なんてったって、ここに居る人の大半は読売文化センターの『妖怪学入門』の受講生なのですから。バスの入り口にもちゃんと『妖怪学入門』と貼り紙がありました。
 あとで聞いたら、多田先生の蒲田教室が1/3、東雲くんの錦糸町教室が1/3、その他の友人関係が1/3だったそうで。私とT沢くんはもちろんその他の友人でした。(いや、私も昨年一回だけ受講したんだけどさ。)

 バスが発車して、いよいよ怪談ツアーの始まりです。早速、今日のツアーに同行する講談師の田辺一凛さんがご挨拶。かなり『妖怪学講座』にとまどっていたようで、
「えーと・・・妖怪・・・について、お勉強なさっている皆様ということで・・・???」
 世の中にそういう人種?がいることに驚いていたみたいでした。
 私も実は、こんなにいるとは思わなかったですけどね!

 というわけで出発なのですが、この続きはまた次回。


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