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よつばと!考つづき [漫画]

友人のkubiさんがトラックバックをしてくれたので調子に乗っています。ありがとう。
あの記事は一個人の見解以上のなにものでもありませんが、あれを書いた後で記事を読み返してみると「そうじゃない、違う、そうじゃない」ということばかりが(自分で書いたくせに)目に付きました。
例えば、「よつばが成長して普通の常識を携えた分別のある少女になってしまったとしたら、この漫画は続けることができなくなると思う。」というのも、もしかしたらそうじゃない気がしてきました。すでによつばは8巻の時点でそれまでの「よつば特有のキャラ」を失いつつも、これからのキャラを新たに獲得しています。それはまた今までもずっとなされてきたことであり、よつばは(ありていにいえば)成長しているのです。よつばの突飛でもない行為は8巻においてはあまり見受けられず(ぼくじょうマンでさえ普通の子供っぽい遊びに見えます)、お祭りのおみこしや、どんぐり拾いに至ってはもはやうちの子とあまり変わりのない感じなのです。(「とーちゃんあきしってる?」みたいなことはうちの子も言っていた。「はっぱがあかときいろになって、しんごうみたいだよねー」なんて。)
にもかかわらず、読者はよつばを「よつば」とみなしていくでしょう。つまりふつうの子供とおなじアクションを起こすようになってもこの漫画が終わってしまわないことを示唆しています。それはまさに読者が「よつばと読者」状態をこれまでずっと続けてきていてよつばの成長をよおおく知っているからといえましょう。作者もどうもそのあたりを踏まえてよつばの行為から突飛なことをあえて抜かしてきているのではないかという気がします。どこまで抜いても大丈夫なのか、試行錯誤しているのではないでしょうか。
これから気になるのは、よつばとまったく同年代の友達が登場してきた時にどうなるのか、ということです。よつばと同じくらいのポテンシャルを持った子供がからんできたときには一体どうなることか楽しみです。案外フツーかもしれませんが。
話を戻すと、よつばが今後も普通の子供に向かって成長していくのであれば、今まで私たち読者が感じてきたこの漫画の面白さの質も変わっていくのでしょうか?たしかに他の漫画においても冒頭はあるキャラクターがその特異なキャラ設定で物語を牽引し、ある程度軌道に乗ったところで脇役と主役とのからむシチュエーションだけで引っ張っていくことがよくありますよね。この漫画でもシチュエーションと人物たちのからみあいで成立する話がこれまでもいくつかありました。よつばの特異なキャラが薄まっていくにつれてこれからはそういう周囲の人々との関係性で物語がつくられていくのかもしれません。お祭りでこれまでの脇役たちが総動員されたのもそういう予感を感じさせます。
そうであれば、例えばよつばが小学校に入学することになってもそこまでの過程を必ず丹念に描いていくのでしょうから、何一つ違和感なく描かれるかもしれません。kubiさんが書いた「よつばと登校」なんて実は私にはけっこう絵が浮かんでしまいました。そうするともう「よつばと!」は無敵なわけで、いつまでもどこまでも描き続けることが可能なのでは、なんて思ってしまうのです。
「よつばと卒業式」「よつばと修学旅行」「よつばと試験勉強」「よつばと成人式」(・・・ああ、私は死んでるな、その頃。)
逆に、「よつばと!」はいつでも最終回になりうるともいえるでしょう。なにごともない人生に(しばらくは)終わりがないのと同様に、終わりらしい終わりにはならないのかもしれません。そしてそれがこの漫画にはふさわしいと思います。
この漫画は、物語とは一体なんなのか、ドラマがなくても成立していくのか、それともこれが新しい形なのか、などなどいろいろと勘ぐりたくなる要素がたくさんあってそれで飽きないのかもしれません。
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